「ジャックとジルのエピソード」 複利の力

弟のジャックと姉のジルが遊んでいる最中にジャックは頭をケガしてしまい、大学に進学できませんでした。

 

ジャックは18歳から働き始めて、毎月4万円ずつ8年間積立投資をしました。

 

その後はお金を積み立てせずに、投資金額の累計は384万円(毎月4万円 × 12カ月 × 8年)のまま65歳まで運用を続けました。

 

姉のジルは弟と遊んでいたときの罪の意識もあり、医大に進学しました。

26歳で働き始めて、毎月4万円ずつ65歳までの40年間積立投資をしました。

 

結果、ジルの投資金額の累計は1,920万円(毎月4万円 × 12カ月 × 40年)です。

 

65歳時点で、より多くお金を持っているのはどちらでしょう?

 

投資商品はS&P500に連動するインデックスファンドで年利10%を想定します。

 

  • ジャックとジルは、同じインデックスファンドに投資。
  • ジャックは18歳~26歳(8年間)で累計384万円を積立投資して、残りは運用のみ。
  • ジルは26歳~65歳(40年間)で累計1,920万円を積立投資。

 

65歳時点で

ジャックは約3億1,400万円。

ジルは約2億5,296万円。

ジャックの方が6,104万円も多くのお金を持つことになりました。

 

もしジルが65歳以降も積立投資を続けたとしても、ジャックを上回る可能性はほとんどありません。

 

つまり、時間の差を埋めるのはとても大変なことであり、投資を早く始めるべき理由の一つでもあります。

 

複利は人類による最大の発明だ。知っている人は複利で稼ぎ、知らない人は利息を払う」

アルバート・アインシュタイン